イリスアンダーグラウンド2ndALBUM 「NO PROMISES」

ー乾いた心にもぎたての切なさをー


今谷版でハッピーエンドと思われている「GutenMorgen」
収録版は「ＭＡＲＩＰＯＳＡ１００」バージョン。
このバージョンには最後にドイツ語で
「widersehen(さようなら）」と入っている。
どういうことなのか。作者のいびつさを物語る作品である。

並べてみたら
片想いの「満月」
さよならの「GutenMorgen」
家出の「5月の文鳥」
一期一会の「テルミナル」
犬とお別れの唄「EmptyDoghouse」
どうしようもなく悲しい「雨がよかった」
自立の「翅の音」
覚悟の「APPLEGENE」
陽気な決別の「ひとでなしへの手紙」

オルガニコ以上に切ないラインナップだった。

私は音楽に「がんばれ」と言われると
天邪鬼が発動してがんばれない。
でも一人でもがんばれない。

構われたくないけど
２ｍくらいの距離でそこにいてほしい。
そして見ていてほしい。
できてもできなくても見ていてほしい。
助けてくれなくてもいいから見ていてほしい。

進み続けるのは簡単なことじゃない。
でもたいしたことでもない。
いっぱいほめてほしいとも思わない。
でもしんどくないわけじゃないから
誰かに知っていてほしい。

約束は力にもなるけど重荷にもなる。
約束なしでずっといい距離が保てたら理想的だと思う。
お互いの自由を守りながら
「そばにいたい」という気持ちだけが作る距離。

だから約束しない。
約束に耐えられないのだ。
心の自由の代わりに与えられる切なさを甘受。

どこで切ってもアンビバレンスなせつなさがほとばしる
イリスのセカンドアルバム。




＊発送は7月初旬になります。

予約特典は・・・
何かみたいライブ動画があれば送ります！
データになりますが！！
くらいしかないですし、ライブ会場で買っていただけば
送料もかからないし安いです。

それでも早く聴きたいと言ってくださる皆様に
心から感謝します。

ひー